Art Meets Ecology アートが、エコロジーをもっと身近にした

2008年から2009年にかけて開催された、カルチャー誌『Pen』とコニカミノルタが主催するアートプロジェクト「eco&art展」「eco&art award」。環境問題を堅苦しく語るのではなく、アートという誰もが楽しめる表現を通して、新しいエコロジーとの向き合い方を提案した先進的な取り組みでした。タイドデザインは、本プロジェクトにおけるアートディレクション・グラフィックデザインをはじめ、会場装飾、交通広告、各種ツールなど、来場者とのコミュニケーション全体をデザインしました。展示空間では、作品そのものだけでなく、会場全体がひとつのメッセージとして機能するよう設計。来場者が歩き、立ち止まり、作品と対話する時間までをデザインの一部と捉え、アートと空間、情報が自然につながる体験づくりを目指しました。また、駅貼りポスターや交通広告では、多くの人が日常の中でプロジェクトと出会えるよう、印象的でありながら静かな余白を感じさせるビジュアル表現を展開しています。「eco&art award」では、新しい才能や多様な視点が集まる場としての魅力を伝えながら、アーティスト、来場者、企業をつなぐコミュニケーションデザインを構築。環境という社会的テーマを押し付けるのではなく、アートの力によって興味や共感を育み、自然と未来について考えるきっかけを生み出しました。デザインは情報を伝えるだけではなく、人の感情を動かし、社会との新しい接点をつくることができる。このプロジェクトは、アートとデザインが持つ可能性をあらためて実感した、タイドデザインにとっても印象深い仕事のひとつです。

Client: KONICA MINOLTA

Agency: 東急エージェンシー

Art Direction: TIDE DESIGN

Design: TIDE DESIGN