Designing the Spirit of a Journey Across the Ocean 海を旅する映画、その熱をデザインする

世界中のサーフスポットを巡り、波と向き合うサーファーたちの姿を追ったドキュメンタリー映画『STEP INTO LIQUID』。東京・渋谷のアート系ミニシアター文化を牽引したシネマライズでの上映にあたり、TIDE DESIGNは日本公開におけるメインビジュアルをはじめ、映画を取り巻くさまざまなコミュニケーションツールのアートディレクション&デザインを担当しました。サーフィンを単なるスポーツとして捉えるのではなく、海とともに生きる人々の文化や価値観、まだ見ぬ波を求めて世界を旅することの高揚感まで、ひとつのビジュアルとしてどう伝えるか。映画から感じ取ったスケール感とリアリティを大切にしながら、日本の観客がスクリーンの向こうに広がる海を想像できる世界観を構築していきました。制作はメインビジュアルからスタートし、プレス試写用パンフレット、劇場パンフレット、ポスター、チラシ、チケットへと展開。さらにDVDパッケージや映画館を彩る大型看板まで、約1年間にわたり映画に関わる幅広いクリエイティブを手がけました。媒体ごとにデザインを完結させるのではなく、街でポスターを目にした瞬間から、チケットを手に劇場へ向かい、パンフレットを開き、上映後にその余韻を持ち帰るまで。そのすべてをひとつの映画体験として捉え、一貫したビジュアルコミュニケーションを設計しています。一本の映画と長い時間をともにしながら、その魅力をさまざまな場所、さまざまな形へと広げていく。波を求めて世界を旅する『STEP INTO LIQUID』の精神と呼応するように、デザインもまたスクリーンを飛び出し、街へ、人へと広がっていきました。サーフィンが持つ自由や冒険、そして海へ向かいたくなる衝動。その熱量まで届けることを目指したプロジェクトです。

Client: Cinema Rise/Laid Back Corpration/King Record

Art Drection: TIDE DESIGN

Desing: TIDE DESIGN