ブランドの思想を宿す、日常と特別のクリエイティブ

Printed Wonder, Crafted Identity ブランドの思想を宿す、日常と特別のクリエイティブ

名刺や会社案内、封筒といったオフィスアプリケーションから、毎年クライアントやパートナーへお届けする年賀状やグリーティングカードまで。タイドデザインは、それらを単なる販促物や季節の挨拶ではなく、企業やブランドの思想、美意識、そして人との関係性を映し出す「小さなコミュニケーションデザイン」だと考えています。だからこそ私たちは、ブランドの世界観を細部まで丁寧に設計し、日常の中で自然と記憶に残る体験を創出してきました。

名刺には、ドイツの老舗製紙メーカーが手がける高品質ファインペーパー「グムンドカラーマット」を採用しています。ラグジュアリーブランドのインビテーションやアートブックにも選ばれるこの用紙は、環境への配慮と美しい質感を両立したサステナブルなマテリアルです。ビール文化が根付くドイツならではの製紙技術を背景に、リサイクル原料を活用しながらも、しっとりとした手触りと深みのある発色、上質な存在感を実現。一枚の名刺を手渡す瞬間からブランドの世界観が伝わるよう、紙という素材そのものにも私たちの思想を宿しています。

活版印刷と特色インクを組み合わせた年賀状では、紙に触れた瞬間に指先へ伝わる繊細な凹凸や、活版印刷ならではの豊かな質感を追求。デジタルでは決して再現できない「触れて感じる記憶」を生み出しました。さらに、インクにはCMYKだけでは表現できない蛍光色やメタリックなどの特色を採用し、光の角度によって表情が移ろう印象的な紙面を実現。静かな一枚の中に、潮の満ち引きのような美しい揺らぎを宿しています。

制作では、紙質の選定からインクの発色、活版の圧力、版の位置まで細部を繰り返し検証し、数ミリ単位で調整を重ねました。目指したのは、美しさだけではなく、「手にした瞬間に会話が生まれるデザイン」です。実際に受け取った方々からは、「飾っておきたくなる」「まるでアートピースのようだ」といった声も寄せられ、年始の挨拶を超えたブランドコミュニケーションとして高く評価されました。

別の年には、干支をモチーフにした錯視立体の絵馬型グリーティングカードを制作。平面のグラフィックが視点によって立体的に浮かび上がる特殊構造を取り入れ、「視点が変われば、世界の見え方も変わる」というメッセージを表現しました。これは単なる印刷技法やギミックではなく、既成概念を越えて新しい価値を生み出す、タイドデザインのクリエイティブスタンスそのものを体現したアプリケーションです。ブランドと人をつなぐ日常のツールだからこそ、小さな驚きや感動を積み重ね、企業の個性を静かに、そして確かに伝えていきます。

日々の仕事の中で使うオリジナルノートにも、私たちタイドデザインらしい小さな驚きを込めています。斜めに開く独自の構造は、手にした瞬間に少しだけ感覚を揺さぶり、白く無地の紙面には、アイデアも言葉もスケッチも自由に描くことができます。機能を満たすだけではなく、日常に彩りを加え、使う人の創造性をそっと引き出すこと。そんな何気ないサプライズをひとつずつ重ねながら、タイドデザインのオフィスツールは生まれています。クライアントのみなさまにもノベルティとしてお渡しし、大変高評価をいただきました。

また、タイドデザインには、『TIDES』という一冊のビジョンブックがあります。それは、まだ誰も見たことのない景色を目指し、新たな航海へ挑み続けるための指針であり、私たちが日々のクリエイティブで大切にしている価値観を言葉とビジュアルで綴ったものです。未知を恐れず、変化を楽しみ、対話を重ねながら、新しい価値を社会へ届けていく。その精神は、大規模なブランディングプロジェクトだけでなく、一枚の名刺や会社案内、封筒、そして毎年お届けする年賀状やグリーティングカードにまで息づいています。

どんな小さなアウトプットにもブランドの思想を宿し、人の心を少しだけ動かす体験をつくること。それが、私たちの目指すデザインです。

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